障がい者アートで多様なコラボ(協働)を生み出す
使用されているアート作品は、すべて障がい者の方が制作しており、代金の一部はアート作家や障がい者福祉施設に作品使用料として還元します。温かみ溢れるアートが商品になって人の手に渡るワクワク。収入につながる喜び。こんなワクワクと喜びが日常的に生み出すプロジェクト。
それが「アートこらぼ・むらかみ」です。
ふるさと納税で障がい者アートを応援!
新潟県村上市にふるさと納税してくださる方へ感謝を込めて…障がい者アート作品を活用した返礼品をお届け致します!越後村上物産会と村上市のコラボ事業として福祉分野での応援にもつながる村上市のふるさと納税を是非ご検討ください。
ご協力いただいている事業者紹介
商品パッケージ等で障がい者アートを応援!
障がいを抱えた方が制作されたアート作品を活用してくださる企業の方が増えています!商品のパッケージやゴミ収集車のラッピング、持ち帰り用袋など、その活用方法は様々です。
SDGsを推進する企業の方にも注目されている取組です。福祉分野への支援につながるだけでなく、企業のPR、そして手に取ってくださるお客様も喜んでくださるという、一石三鳥の取り組みに是非ご注目ください!
障がい者アート活用を応援します!
【企業の方へ】
障がい者アート作品を活用する際に大切にしているのは、作者の方も、活用してくださる企業・事業主の方にも喜んでいただけること。アート作家が生きがい・やりがいを持って創作活動に取り組んでいけるよう、作家の権利も守りつつ、企業の方が使いやすい形で活用できるような体制を作ることで、こうした取り組みがさらに広がっていくと考えています。
アート作家さんのご紹介・参考作品のご提示・著作権に関わる契約等、アート作家の方との橋渡しを致しますので、お気軽にご相談ください。
【障がい福祉施設・障がいをお持ちの方へ】
障がいを抱えながら創作活動に取り組んでおられる方や福祉施設等で合同製作されたアート作品を募集しております。創作活動へのアドバイス等も行っておりますので、関心のある方は是非ご連絡ください。
2019年に開催された、全国障害者芸術・文化祭にいがた大会。村上・新発田エリアの展示担当となった私たちは地域内の障がい者の方々が描かれた数々のアート作品と出会いました。
『障がい者アートは地域資源』
そう気づかされた文化祭。このままただ展示をして終わりにしたくないという想いが強くなりました。
この地域資源を生かし、地元の企業と協働で商品開発を行うことでビジネスモデルの構築(資金循環の仕組み)を行えば、障がい者の新たな収入源になる可能性を多分に秘めているのではないかと考えた私たち。
(公財)新潟ろうきん福祉財団の「自立した持続可能な地域社会創造助成事業」の支援を受けながら、障がい者アートを活かした商品開発・販売を地域ぐるみで進める仕組みを作ろうと動き始めました。
1. 異業種が集う企画会議
まずはじめに行ったのは異業種が集う企画会議でした。飲食店・宿泊施設・デザイナーなどの民間事業者の方や、県・市町村の行政職員の方に集まっていただき、実際に障がい者の方が描かれたアート作品を見ていただきながら、どのように活用できる可能性があるのかアイデア出しを行いました。
実際にアート作品に触れ、作品の素晴らしさを実感してくださった参加者の方々による意見出しは白熱!これまで地域内に眠っていたアート作品を「もっとたくさんの方に見ていただきたい!」という想いを共有することができました。
2. 商品にデザイン展開
企画会議に参加してくださった方々のアイデアを基にして、早速商品デザインを展開しました。地域の企業や事業者の協力を得て、いくつかの商品の試作品が完成!
第一弾として、エコバッグやドリップコーヒーのパッケージ、地元酒造の日本酒ラベルなど、実際に商品として販売できる形のものを製作しました。
商品パッケージやグッズへの使用は、事業者のブランドイメージとアート作品が合うかどうかが重要になってくるため、気軽に事業者の方が活用できるものとして、商品発送時の梱包材に貼り付けられるシールも製作しました。アート作品とお客様へのメッセージが書かれており、どのような中身でも使っていただくことができる形ができあがりました。
3. 日常使いできる活かし方検討
素晴らしいアート作品が多くの人の目に触れ、事業として継続展開していくためには、事業者の方の使いやすさが何より大切です。製作した試作品を基にして、アート作家と事業者を交えた意見交換会を実施しました。実際に作品を手がけた方と出会うことで、そこに込められた想いを知ることもでき、活用への意欲が高まります!
事業者の方には、試作品を活用して試験実施もお願いし、どのような形が一番日常使いできるのか、使ってみてお客様の反応はどうだったかなどを聞かせていただきました。
そして、何度も集まっていただき、具体的にどのような商品を作ると良いか検討に検討を重ねました。
4. 新たなビジネス展開
アート作家、事業者、行政関係者が話し合いを重ね、持続可能なビジネスモデルを構築。2021年10月から「アートこらぼ・むらかみ」としての事業をスタートさせました。
アート作品が障がい者の新たな収入になる仕組み。単なる社会貢献活動ではなく、企業の収益にも寄与する仕組み。売上の一部が新たな商品開発に再投資される仕組み。アート作品を手に取ってくださるお客様に喜んでいただける仕組み。
関わる人・企業・組織にとってWin-Winになる仕組みを継続していくことで、笑顔あふれる地域社会につながっていくと信じて、今後も多様な方々と一緒に悩み、考え、協力し合ってより良い仕組みを作り上げていきたいと思っています。
2021年秋。プロジェクト第一弾として、ポストカード12種、シール3種を製作しました。どの商品にも障がいを抱えた方が描かれたアート作品と想いを込めたメッセージがそえられています。手書きメッセージは事業者の方から依頼のあった言葉を、アート作家の方がひとつひとつ書いてくださいました。多くの作品とメッセージの中から選び抜かれ、製作に至った商品です。
■ 長谷川 あ久里 Hasegawa Aguri
1990年 新潟県村上市出身。
中学生の頃から絵を描いてご飯を食べていきたいと思うようになりました。フリーハンドで思うままペンを走らせ、気が付くと作品が完成していたとか。絵画やポストカード制作の他、漫画も出版した経験があります。最近は、ネタ切れが心配。
■ カレイドスクエアパーク kaleidosquarepark
小学生から高校生までが通う放課後等デイサービス。地域との繋がりや、それぞれの個性を大切にしながら日々子ども達との時間を過ごしています。
地域との連携によって、地元企業から作業依頼があったり、地元飲食店で接客や販売の体験も行っています。その中でも、創作活動には特に力を入れていて、完成した作品はより多くの方に見てほしいという思いで、地域内の商業施設等に数多く展示されています。
■ 新潟県立村上特別支援学校 Murakami school for special needs education
小学部・中学部・高等部がある、知的障害を主とした支援学校です。「かがやこう」を合い言葉に、個人生活、集団生活、社会生活の様々な場面で輝きを放つ人間に成長するような支援をしている特別支援学校です。
■ 浦田の里 Urata no Sato
障害者支援施浦田の里では、施設入所・短期入所・生活介護・就労継続支援(B型)と、様々な障がいを持った方が利用をしています。利用者が活動する喜びや働く喜びを実感することを大切に、利用者の自立支援に力を入れています。
■ 自見 平治 Jimmy Page
1960年生まれ。
引きこもりがちになっていたところ、他の人が塗り絵をする様子を見て、2020年12月から色鉛筆を使って描き始めました。自分の絵を見て笑ってほしい、笑いで世の中が平和になりますように…と願いを込めて、どう描くと面白いか構想を練り上げ、色鉛筆で何度も色を塗り重ねながら、鮮やかな作品を描きます。今は音楽創作活動に力を入れています。
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