令和2年に立ち上げされた「フードバンクむらかみ」
立ち上げの経緯や現在の活動内容について事務局 野村美佐子さんにお話を伺いました。
全国的に貧困対策を推進する中、村上市でのフードバンクの勉強会に参加したメンバーと知人を中心に令和2年12月19日に発足しました。
最初は月1回お米を配達するだけという認識でしたが、活動を始めていくとコロナ禍の影響もあり、給与の減額、失業など経済的に困窮している家庭の実態を知り、食べ物を配るだけではなく、利用者さんのお話を伺い、必要に応じて福祉に繋げることの重要性を感じています。
事務局 野村さん
寄付された食品の仕分け作業
基本的に毎月一回、利用登録している家庭に寄付された食品を配達しています。中でもお米、レトルト食品、カップ麺、乾麺、缶詰、飲料など、手軽に食べることができる食品中心です。
現在、約50名運営参加会員(年会費一口1000円以上)に登録いただいております。会員の方には、フードバンクむらかみ便りのお届け、勉強会のお知らせなどをしています。食料回収、配達、仕分けは野村さんはじめボランティアのスタッフが行っています。
配達する食品
配達する物資
フードドライブ(食品寄付を常時受け付ける場所)は各支所の社会福祉協議会、社会福祉法人村上岩船福祉会の各施設に受取BOXを設置し、毎週火曜日回収に回っています。
最近では徐々にフードバンクを周知していただき、利用者も増えていると感じますが、まだ村上市にフードバンクがあることを知らない方も多くいらっしゃいます。また知っていてもなかなか声を上げにくく、限界まで我慢してどうしようもなくなってから連絡をいただくケースもあります。
更に認知度を上げ、一時的であっても困ったときは我慢せずに気軽に連絡いただきたいと思います。
多くの方からの寄付で集まった食品
今後は企業、農家からの食品提供を増やし、食品ロスの削減につなげるとともに、フードドライブの設置個所が増え、誰でも利用しやすく、地域に浸透した活動になることが目標です。引き続き地域の皆様のフードドライブへのご協力もよろしくお願い致します。
また、フードバンクが永遠に広がっていくのではなく、貧困対策のセーフティーネットになって行政と連携し、公的支援に繋げる活動をしていきたいと思います。実際に就職につながり、フードバンクを利用しなくてもよくなる方もいらっしゃいます。
食品の配布をするだけではなく、利用者さんのひとりひとりの声に耳を傾け、自立支援に繋がっていくことが私たちの望みです。
フードバンクむらかみ拠点
住所 | 〒958-0864 村上市肴町13-2 |
電話番号 |
070-3898-5949(事務局 野村美佐子) |
|
fb.murakami@au.com |
WEBサイト |
https://www.facebook.com/フードバンクむらかみ-155956956585377 |
代表者 |
瀬賀弘行(瀬賀医院) |
会員 |
年会費 一口1,000円以上 |
取扱物品 |
○常温保存可能で賞味期限が1ヶ月以上ある未開封のもの (お米、レトルト食品、缶詰、瓶詰、乾麺、お菓子、 インスタント食品、お菓子、飲料など) |
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