フードバンクさんぽく


令和2年7月に立ち上げされた「フードバンクさんぽく」

立ち上げの経緯や思い、活動内容について代表 工藤いく子さんにお話を伺いました。


更新日:令和3年5月25日


┃立ち上げの経緯

フードバンクさんぽくは、令和27月に設立されました。

 

お寺の住職を務める工藤さんのご主人とともに仏事に関わり、自死を選ぶ若い方の増加を肌で感じ、何かできることはないかとゲートキーパー(自死の危険を示すサインに気づき、声をかけ、話を聞いて必要な支援につなげ、見守るなどの適切な対応を図ることができる人)養成講座に通われました。

 

そこでフードバンクのことを知り、令和24月設立された「新潟県フードバンク連絡協議会」に参加。新潟市などで実際に食品配達のボランティアを経験し、利用者の方の話をじっくり聴くことはゲートキーパーの活動とも重なり、設立を決意されました。

代表 工藤いく子さん


┃現在の活動内容

寄付された食品棚

利用者の方には毎月1度食品や生活雑貨などを配達、配送しています。冬季はほとんど配送しています。ボランティアスタッフは約20名いますが、平日仕事のある方が多いので土日に仕分けや施設整備などのお手伝いしていただいています。

 

 ボランティアの方々は年齢問わずいらっしゃいますが、意欲的に新しいことを知ろうとしてくれていて、地域の方の理解もあり、大変助かっています。

 

 食品をお届けすると、涙ながらにご自身の苦しい状況を色々話してくださることが多いので、食べ物が介する意味はとても大きいと感じます。

 

ボランティアをしているというよりも、自分がやりたいこと、楽しいことをチャレンジしていきたいです。

 

 

また、困ったときはお互い様。苦しいときは頼っていいよ。ということを子どもたちに見せていくことが大切だと思っています。


┃活動拠点〈こかげ〉について

子どもたちも気軽に立ち寄れる〈こかげ〉

駄菓子販売中

 

事務所であり、地域の居場所でもある〈こかげ〉は工藤さんが幼少期に通った雑貨店の空店舗を、管理されている方が趣旨に賛同して無償貸与してくれています。

 

〈こかげ〉は子どもも大人も気軽に立ち寄れる居場所として、火・水・土・日曜の主に午後からオープンしています。駄菓子の販売もあり、子どもたちはもちろん、大人も懐かしくつい手が伸びてしまうそうです。

 


┃今後について

たくさんの米袋もすぐになくなってしまいます

今後はイベントなどでいろいろな方とつながり、徐々にフードバンクさんぽくを知っていただけるといいなと思います。その中で、イベントでつながった方を〈こかげ〉にお迎えし、ワークショップを開催したり、趣味や特技のある方がイベントに参加したり、一人では挑戦できないこともできる場になればいいと思います。

 

 ものづくりとフードバンクの化学反応が面白く、今後の広がりを感じています。

 

支援する側、される側と分けるのではなく、さりげなく自然に助け合えるフラットな雰囲気を地域全体に広げたいと思います。

 

 食品提供やご寄付にこだわることなく皆さんのできることで多方面からご協力いただけると嬉しく思います。

 


フードバンクさんぽく活動拠点「こかげ」

┃フードバンクさんぽく 団体情報

住所 959-3907 村上市府屋434-4

電話番号 

080-4654-4670(代表 工藤いく子)

E-mail

gkeeper.mrkm@gmail.com

WEBサイト

https://www.facebook.com/foodbank.sanpoku

代表者

工藤いく子

会員

年会費  一般会員    一口3,000

    団体会員   一口10,000

    個人賛助会員 一口3,000

    団体賛助会員 一口10,000

取扱物品

未開封品(生活雑貨など)

産地が特定できる品(米、野菜)

賞味期限が1ヶ月以上ある食品

 (レトルト食品、乾麺、缶詰、瓶詰、調味料、

 お菓子など)